ストロベリーショートケイクス
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コメント

角田光代(作家)
目をそむけたくなる痛々しさと、だきしめたくなるいとおしさが、おんなじくらい のリアルさで描かれている。見たあとで、無性にだれかと話したくなった。だれか、とても親しい女友だちと。

香山リカ(精神科医)
「ひとりでいても何もなくても、私は私」と思いたい。とても簡単なのに、とてもむずかしい。
だから彼女たちはお金や名声や恋人で、崩れ落ちそうな自分を支えるしかないのだろう。
「本当は、そんなものなくたって、あなたはあなたなんだよ。」四人の天使たちに、そんな声をかけてあげたくなった。

大森美香(脚本家・演出家)
映像では掬い取ることが出来ないだろうと思っていた女と女、男と女のどうしようもない気持ちが、この映画の中にはいっぱい詰まっている。
どうしようもないのに何処か潔いのは、全体に流れる嘘のない美しさのせいだろう。最後の1カットまで大好きな作品です。

藤代冥砂(写真家)
この映画には、髪の短い女の子が一人、長い人が三人いる。
私は女の子の心変わりとか生活とかもやもやには興味がないけど、表情は目で追ってしまう。
彼女たちの内面には届けないけど外側を理解することぐらいは出来そうだ。
里子、秋代、ちひろ、塔子。彼女達は女の子にしか出来ない表情でそれぞれの日々を生きている。
当たり前のことだけど、女の子が女の子の表情をしている映画は、そうそうない。
コミックを超えたデティールがそこにあり、何度もはっとさせられた。

枡野浩一(歌人)
音が、きれいな映画だった。透明な感じの雑音。
あ、人はこんなとき、時計の秒針が動く音を意識してしまうんだ……と気づかされるタイミングで時計の秒針が動く音がする。窓を仰ぎ見るとき電車の通り過ぎる音がする。
魚喃キリコの漫画は静謐なモノトーンの世界だが、本当はこんな音と色に満ちているのか……という「正解」をみせてもらった気がする。映画化って、それだけで成功だと思う。
観ながら「短歌化」をしたくなっていた。

めずらしく星がきれいで菊池ったら「トマトあんがとな」って笑った


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