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日本海の波は高く高く高くうねって、瀬戸内海でヌクヌクと育った私にはタイヘン厳しいロケでした。
「なんすかこの海?この波!」
なのに夏服で極寒の海辺で笑顔をみせるカノジョたち。すごいです。女優魂です。今さら感銘。
中村さんも塔子さんも北陸出身らしい。だからよそ者の私には厳しさだけしか伝わらない寂しい色の海がある風景を、懐かしく感じている。
魚津初日の撮休が実はムチャムチャくいこんでなんかオセオセモード(参照「観覧車の下で」)で始まった浜辺のシーン。
「昨日の方が天気よくなかった?」
なんて空を仰いで見ていたのは私だけじゃなかったハズ。 でものんびりとホタルイカを食べていたのだからしょうがない。その代償を払うべく今日は働かなきゃぁなるまい。 しかしお天気はコロコロかわる。さっきのカットにあった柔らかい自然光は次の瞬間は無くなっていて、右から吹いていた風はいつの間にか左から吹いていた。
塔子が形のいい岩場に立っても、しばらくすると波が満ちて足場を失っていた。
ちひろも顔は笑っていたけど、手はぶるぶると震え、フレームアウトした足下は氷のように冷たい波に打たれていたりして。 そしてカメラマンさんも照明さんも助監さんたち(ついでに矢崎監督も?)いつの間にか波に打たれてびしょ濡れになっていた。
塔子とちひろのシーンを撮っていると、空はどんより曇って、波は高く、海は灰色に濁っていく。べたつく風と、そして砂嵐。
一方の里子と秋代のシーン、風は少々。だけど空は明るく澄んで、青い海との境がわからないほどの晴天。 同じ日に同じ場所で時間も交互に撮っているのに、なんだ?この空模様の違い!
誰だ雨女!(笑) そして帰りの飛行機のタイムリミットギリギリまでお天気に祟られた4人でしたがどうにか撮影終了したのです。本日で撮影終了の中越さんはちひろちゃんのラストカットに「OK」を貰い、ひとりひとりと熱いハグを交わしながら目も開けられないほどの砂が舞い散る強風の中去って行きました。
ハンパなく厳しいですね、ロケって。
ハンパなく厳しいですね、日本海って。
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