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ストロベリー日記
野中
野中 望美
1972年生まれ。
高校卒業後パティシェを目指して上京するがレストラン勤務の厳しさに直面しあっさり断念。フリーター、語学留学などを経て、派遣OLとして事務職をしながら06年早稲田大学第二文学部卒業。
04年アップリンク主宰デジタルムービーワークショップにて、自らが被写体となりタトゥーを入れるドキュメント『青い鳥』(5min)、メガネ男子応援映画『るねっと』(10min)制作。メールやブログに代表される文字文化と映像を融合させたプチ・メディア“シネブログ”を実験的に制作し、本メイキング・ブログの書き手に抜擢される。

23日初日舞台挨拶動画
2006/09/25
いちご日記 その1「イントロダクション」
2006/09/22
いちご日記 その2「 クランクイン」
2006/09/22
いちご日記その3「ちひろの世界」
2006/09/22
いちご日記その4「秋代の生き方」
2006/09/22
いちご日記その5「里子な生活」
2006/09/22
いちご日記その6「塔子の表現」
2006/09/22
いちご日記その7「ルームメイト」
2006/09/22
いちご日記その8「ヘブンズゲイト」
2006/09/22
いちご日記その9「観覧車の下で」
2006/09/22
いちご日記その10「海辺の風景」
2006/09/22
いちご日記その11「クランクアップ」
2006/09/22

いちご日記 その2「 クランクイン」
09月22日 18:13






映像をご覧になれないかたはこちらから

道路端の雪が解けかけた3月初旬、早朝「オハヨウゴザイマス」挨拶する声が裏返る。
名前と顔が覚えられない病。(たぶん同じ人に何回も挨拶してたかも…)

都内某オフィスビルのワンフロアにて機材が組み立てられる。
素人の私には名前さえ分からない機材が並ぶ。
カメラが移動撮影するためのレール。
ライトの前に張られるセロファン。
細長いマイク。小さなモニターを覗く人たち。
10秒ほどのシーンでも、あらゆるカットで撮る。そのたびにレイアウト変更。
皆が声を出し合って作業を行う。大工さんの棟上げのようだ。

まず感じたことは、「女性スタッフ」が多い!ということ(他の現場をよく知らないので比べようはないんだけど)。
衣装さん、メイクさん以外にも撮影、照明、録音、美術、製作と各部署に女性スタッフが活躍する。
彼女たちは一様にテキパキと動き、カメラが回り始めるとスッと気配を消す術を備えている。

そんな中、わたし一人が無用にドタバタしていた。

被写体になるのを嫌うシャイな監督に見つからないように、
出演者さんやスタッフさんの気が散らないように、
ハンディーのビデオカメラを上げたり下ろしたり、
ONしたりOFFしたり。
そんな遠慮がちな映像は単なる素人の手ぶれ映像としてたっぷり残っている。

何を撮っていいのか、何が必要ないのか?
以前DMWでゲストトークにみえたドキュメンタリー監督の森達也さんがおっしゃっていた言葉を今さら思い出す。「何が難しいって、カメラを切るタイミングが難しい」と。
Offした瞬間になにかが起きるかもヨ?っていう恐怖。

とりあえず「スタート!」の声がかかる前、「カット!」の声が聴こえた後、わたしはカメラを回せばいいと思うのだが?どう?(この自問自答は一ヵ月後も一年後もつづく)

この日覚えた言葉は「移動メシ!」=ロケバスで移動しながらお弁当を食べるという行為。
「新明解」にも「イミダス」にも載ってないはず。


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